【無印良品の株が欲しいPart.3】無印良品は何がダメなのか?
無印良品の株が欲しい。
なぜなら無印良品に対するイメージは定着し、ブランド力がある。
無印良品のブランド力が発揮されたとき【化ける株】と思うから、今から無印良品株を保有し、ダブルバガー以上の利益を狙いたい。
前回は無印良品(良品計画)がどんな企業なのか、どうな経緯をたどった企業なのかをお話しました。読まれていない方はこちらをお読みください。
→【無印良品の株が欲しいPart.2】無印良品は何の企業か?
今回は無印良品の業績を詳しく調べ、無印良品の抱える問題点を考えたいと思います。
無印良品(良品計画)の株に興味のある方の参考になればうれしいです。
無印良品はのライバルは、ユニクロとニトリ
無印良品は『シンプル&上質で世界的に有名な総合雑貨店』として、衣料品から家庭用品・生活雑貨・ヘルスケア&ビューティ製品・食品などを販売しています。
では、無地良品のライバル(競合)企業として比較される企業は、ユニクロ(ファーストリテイリング)とニトリです。
ただ衣服を買うならユニクロ、家具や小物を買うならニトリというようなイメージが定着していますが、無印良品は各分野において競合企業に負けてるように見えます。
では実際、ライバル企業であるユニクロ・ニトリを株価・業績を比較して、ホントに負けているのかを調べていきます。
無印良品、ユニクロ・ニトリの株価比較
ここ数年内の株価の推移を比較すると、ユニクロは上昇トレンド、ニトリは上向いて横ばいで経過。
無印良品は下降したのち、上昇なく横ばいで経過し、苦しい状況が続いているのがよくかります。
無印良品、ユニクロ・ニトリの営業利益の比較
営業利益を比較すると、ユニクロ・ニトリは利益を伸ばしているのに対して、無印良品は利益を伸ばせず横ばいで経過しています。
無印良品、ユニクロ・ニトリの売上高の比較
株価・営業利益はユニクロ・ニトリと比べ、無印良品が一人負けしてます。
一方、売上高を比較すると、今までの結果と異なります。
売上高を比較と、無印良品・ユニクロ・ニトリに違いはありません。順調に売上を伸ばすせています。ですので、客が減ったわけでなく、商品自体は売れ続けていることがわかります。
無印良品、ユニクロ・ニトリを比較してわかること
無印良品、ユニクロ・ニトリを比較してわかったことは、無印良品は売上は上げているのに、利益が低下していることです。
営業利益率の推移をみると、12%あった利益率が今では5-6%程まで低下をしてます。
売上高は上がっているのに、利益の低下が起こっている理由は何か考える必要があります。
無印良品の売上高が増えている理由
まず、無印良品の売上高が増えている理由の理由は、店舗数増加にあります。
無印良品は2021年に”第二創業”と呼ばれる中期経営計画において、消費者の日常生活に入りこむために、店舗数の増加を計画してます。
2021年度 店舗数:980店
↓
2030年度 店舗数:2500店
2030年度の店舗数増加に向けて、順調に店舗数を増やしています。
これが売上増加の要因になってます。
売上高は上がっているのに利益が上がらない理由は?
店舗数が増えれば、自ずと利益が増えるはずなのに、利益が上がらないのはなぜなのか?
これが無印良品の抱える大きな問題点です。
無印良品の問題 過剰在庫
売上は増えているのに、利益が増えない。
その原因は、過剰在庫です。
コロナを契機に多量の在庫を抱えこんでしまい、その在庫の処分を行うため利益を度外視して売りさばいてます。そのため売上は上がっているのに、利益が出ていない状況になっています。
2020年度に記載される決算書の貸借対照表を見ると、流動資産が一気に増えており、在庫が増えたのがわかります。
2021年度に掲げた中期計画においても過剰在庫を問題ととらえ、在庫処分・在庫発生による値下げを回避した生産体制を構築するのを、課題として挙げてます。
無印良品の夜明けは近い
コロナによって抱えた過剰在庫ですが、その過剰在庫も終わりが見えています。
在庫処分の進捗は当初予定より遅れているものの、順調にできているようです。
また2023年1月に商品値上げを行い、その結果2023年7月の第3四半期において、連結経常利益・営業利益率が改善しました。
良品計画 <7453> [東証P] が7月7日大引け後(15:00)に決算を発表。23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結経常利益は前年同期比15.5%減の241億円に減ったが、通期計画の297億円に対する進捗率は81.3%に達し、前年同期の76.8%も上回った。-中略- 直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比69.0%増の135億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.7%→8.2%に大幅改善した。”
Kabutan 良品計画、3-5月期(3Q)経常は69%増益
過剰在庫の処分・商品の値上げが、少しずつ業績に表れているように思えます。
こういった情報を見ると、しっかり企業努力が伝わり応援したくなりますね。
無印良品のこれから。
2021年に掲げた中期経営計画”第二創業”は以下の4つを重点項目として掲げました。
在庫処分や営業利益率改善・出店数増加から、重点項目①や②が進んでいるのがわかります。
次は重点項目③や④の達成に向けて、社員の教育を行い、地域に密着し無印良品の店を展開できるかが課題になります。
これらの取り組みと無印良品のブランド力が掛け合わさったとき、大きく企業成長を果たすことができるのではと思います。
今後も中期経営計画や決算で表明されたことが、着実に実行されているか経過を見ていくとともに、どこかのタイミングで無地良品(良品計画)の打診買いしたいですね。
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- 売上・利益などの業績
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今後も、夢のテンバガーゲットに向けて、経済・銘柄分析のアウトプットをしつつ、実際に株式投資の様子をお伝えしてます。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
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