【PEGレシオ】って何?割安成長株投資には必須
夢のテンバガーをどうしても手に入れるには割安成長株を見つける必要がある。
そのために重要な指標が、企業の【成長率】と割安度を示す【PER】の2つ。
だって、夢の10倍に成長する(成長率)企業の株を、株価が安い(PER)時に手に入れたいから。
だから成長株投資をするなら、【成長率】と【PER】は重要になると思う。
では【成長率】と【PER】の関係って何かあるのか?
【成長率】と【PER】の関係を示すのが【PEGレシオ】という指標になる。
・PEGレシオ:企業の中期的な利益成長を加味して株価の水準を測る指標
参考文献:→野村証券会社
【PEGレシオ】は【PER】を【成長率】で割ったもので計算式にすると、
PEGレシオ = PER / 成長率
で、計算できる。
成長率とPER同程度なら妥当、2倍以上となると割安(もしくは)割高と評価される。
では、実際にPEGレシオについて計算しみます。
PEGレシオを計算を用いて考えてみる。
例を使ってPEGレシオについて考えてみる。
1株利益が100円の株があったとして、
一方はPER6倍の成長率12%のA社(PEGレシオ:0.5)
もう一方はPER12倍の成長率6%のB社(PEGレシオ:2)です。
で、仮に株価は購入時のまま動かないとしたら、
その後の利益とPERはどのように推移するのか?
【A社(PEGレシオ:0.5):PER6倍 成長率12%】
(株価) (PER) (1株益)
購入時 600円 6.0 100円
1年目 600円 5.4 112円
2年目 600円 4.8 125円
3年目 600円 4.3 140円
4年目 600円 3.8 157円
5年目 600円 3.4 176円
【B社(PEGレシオ:2):PER12倍 成長率6%】
(株価) (PER) (1株益)
購入時 600円 12.0 100円
1年目 600円 11.3 106円
2年目 600円 10.7 112円
3年目 600円 10.1 119円
4年目 600円 9.5 126円
5年目 600円 9.0 134円
A社・B社がそれぞれの成長率で成長し株価が変わらなかった場合、
5年後、A社はPER:3.4倍と誰が見ても割安水準になり、どこかのタイミングで急上昇するのを予測できる。
一方5年後、B社はPER:9.0倍と割安なのか、ぱっとしない水準。
おそらくB社株を持ち続けても、大きなリターンを得るのは難しい。
いくら成長率が高く『成長性ある企業』と思っても、割安で(PERが低く)なければ、買っても数年先に十分なリターンを得られない。
その時に判断する指標が【PEGレシオ】になる。
投資は先行く者の言う通りにするのが正解
今回の例で参考にしたのが【ピーターリンチの株で勝つ】
【成長率】と【PER】の関係について【ピーターリンチの株で勝つ】には、下記のような文章がある。
“仮に年率12%で成長する会社があるとして、
PERが6倍なら大いに魅力的である。一方、成長率が6%でPERが12倍なら
これは魅力に欠けるし、いずれ株価は下がるだろう。一般的にPERが成長率の半分だと極めて魅力的だし、
引用:「ピーターリンチの株で勝つ」P228 ダイヤモンド社
PERが成長率の2倍なら非常に危ない。”
ピーターリンチはアメリカで有数のプロ投資家。
アメリカのプロの投資家が言っているなら従うのがセオリーでしょ😁
いつも割安成長株を探す時に、PERとEPS・売上利益の推移(成長率)を見ていたけど、次からはPEGレシオを用いて、数年先の割安度合いを評価するようにしよう。
以上!
少しでも割安成長株投資の参考になるとうれしいです。
夢のテンバガーゲットに向けて、経済・企業分析のアウトプットをしつつ、実際に株式投資の様子をお伝えしてます。
定期的に記事を書いていますので、興味を持ってくれた方は引き続き読んで応援をして頂くと大変うれしいです。
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